台湾の山奥に1人で10年以上住んでいるアメリカ人

台湾の山奥に1人で10年以上住んでいる人に会いに行きました。
地元のタクシー運転手が迷いながら泣きそうになりながら
なんとか辿り着いてくれました。

どんな仙人がいるのだろう、と思っていたのですが、

彼はどちらかというと仙人ではなく、
人を避けて、でも気になって
時々、年に数回下界に降りていく人でした。

家というか、眠ったり料理をしたりする小屋は
土砂で半分流され、
屋根も壁も木の柱も半分です。

小屋の中からの見晴らしが素晴らしいです。
自分で作った家なので半分なくなって悲しい、
と彼は言っていましたが、
無事で良かったなぁと思います。

なんとむき出しになった木の柱に給湯器を付けて
温水シャワーを浴びられるようにしていました。

もう一つ、たくさんの本を置いている小屋があり、
なんとインターネットも使えるようにしていると。
だからカウチサーフィンのサイトで
私とコンタクトがとれたんだ、と納得です。

彼はアメリカ人で、色んな国で色んなことをした後、
台湾に流れついたそうです。

台湾政府と山の管理をする契約をし、一人で住んでいました。
ベジタリアンで、自分でバナナなどの果物を育てて、
竹の子なども食べながら暮らしていました。

今年はバナナが不作だったんだ、と言って
私からのお土産のバナナを喜んで食べます。
山を案内してもらうと、確かにバナナや他の果物も
ほとんど育っていないようでした。

でも彼はあまり気にせず適当に刈りながら
山の中を進んでいきます。

どの花を自分が種から育てたのか、
何をどこに植えていつ収穫するのか、
などを教えてくれるのですが、
日本の畑のように並べて、場所を区切って、
というのは特になく、
とても自由に育てているようです。

お気に入りの場所から夕日を見て、
夜には彼の好きな賑やかな音楽を聞いて、と。
その間彼はたくさん話をしました。

たくさんのことがありすぎて
口が追い付いていないように見えるほど
彼は話をしました。

確かに不思議な人、というか
していることは不思議で、
多くの人はしないことをしていますが、
仙人ではなく人間の本質そのままでいるようで。
秘密基地を作ってこもっても、
人を求めるような。

綺麗な星空と不思議な人との不思議な思い出
として心に残っています。

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