カリブ海の海底からみる世界

安くて早くダイビングのライセンスを取得できる、
中米ホンジュラスのウティラ島には
たくさんのダイバーたちが集まります。

安いこともですが、カリブ海に浮かぶウティラ島に行ってみたかったのと、
カリブ海に潜れるなんて素敵だ、と思いこの島でダイビングのライセンスを取ることにしました。

島内のほとんどのダイビングショップには宿が併設していて、
レストランやバーも付いているので長期に滞在する人もいます。
私もまず初めに大きなダイビングショップを訪れました。

「オープンウォーターダイビングライセンスのレッスンを受けたいのですが・・・」
「ごめんなさい、今満員で待たないといけない状態なの。」

と受付のスタッフに言われました。
確かにたくさんの人たちがボートに乗り込んでいったりレストランで食事をしたりしています。

(他のダイビングショップも人一杯かな・・・)と考えていたら、

「小さめのダイビングショップだけれど、とても良い人たちがやっているダイビングショップがあるの。本当に良い人たちなのよ。」
とスタッフさんおすすめのダイビングショップを教えてくれました。

その小さめのダイビングショップはウティラ島の中心から少し離れた場所にありました。
そこには生徒が4人しかおらず、皆オープンウォーターよりもっと上のライセンスをとっていました。

なので一番最初のオープンウォーターをとりに来た私は
チリからここでダイビングをするためにやってきたという先生と1対1の授業を受けることに。

バブルリングが上手な先生で、初めて海の中からバブルリングが広がっていく様子を見たときは、その綺麗さに息をのみました。
それから海の中で自由に動く先生をイルカ人間みたいだと思っていました。

4人の生徒の内2人はポーランド人のカップルで、彼らはよく夕暮れに潜りに行きました。

「夜のダイビングは昼と全く違う世界なんだ。」と彼らは言いました。

2人はいつもボートの屋根に上がり、見渡す限りの赤色の中、沈んでいく夕日をじっと見ながら静かに潜るポイントへ進んでいきます。
私はその時間が好きで、毎日彼らの後ろ姿と夕日を見ていました。

でも。実は、私はダイビングがあまり好きではありません。
やる前から好きでないと感じていたものだから、
一度やってみた後どう感じるか、好きか嫌いか判断しようと思ったのです。

私は時々人間が入るべきでない場所が人それぞれある、と感じることがあります。
私にとっては海の深い場所がその一つでした。
それは正常な本能的な反応かもしれません。
もしそこに立ち入るなら、覚悟をして、と。できるなら逃げられる準備もして向かおうと思う場所です。

そういえば、私にとって人間社会もこれに当てはまることがあります。これ以上はやばい、と判断したら生きるためにそこから逃げようと決断していい、と判断するところです。

私にとって逃げ、とは生き残ることです。
全力でやった後逃げるのは恥ずかしくない、と今は思っています。
その物事に対する自分の今の実力をみた、ということです。
後でその経験を生かせればいいのだと思います。

それで、結局オープンウォーターのライセンスを取ったのですが
海の中は素晴らしかったです。
そしてこれから深く潜ることはあるかと言われたら、あまり無さそうだなぁと思います。
はい、やっぱり深い海は別世界みたいで、畏敬をもちました。

最後の日に、ただダイビングをしに来ていた常連さんたちと一緒に潜ったときに撮った、海の中での写真をもらいました。
自分ではあの世界には積極的には行かないと思うので、あの美しさを写真や映像で見せてくれる人たちには本当に感謝です。

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